労働時間の短縮は好ましいことであり、今回の規則改正に賛成します。

　なお、全職員に対して趣旨を十分に徹底し、時間短縮が実際に図られるよう、さらにご尽力されるよう意見を申し述べます。

　徳島大学教職員労働組合が実施した労働時間管理に関するアンケート結果によれば、職場によっては時間外労働が常態化しており、さらに不払いであるケースがあることが読み取れます。労働の絶対量が職員数に対して多すぎる、さらに、惰性に流れて、労働時間管理が疎かにされていることが主な原因と考えられます。労働時間短縮が名目のみに終わるなら、職場の信頼関係が崩れます。

　実施に当たり、各職場の管理者が人員配置に対応するよう業務量を点検・調整すること、定められた時間を超えた労働が行われないよう職員一人ひとりの労働実態を正確に管理することに、特段の措置を講ずべきと考えます。

　なお、先進各国では労働時間短縮に力を注いでおり、週32時間労働制も珍しいことではありません。高等教育研究機関にふさわしい健康で文化的な職場づくりを企図して、いっそうの労働時間短縮に取り組まれることを希望します。